古賀志山登山ルート

最終更新日:2001年12月30日

●(1)一番一般的な登山ルート●

赤川ダム(70分)富士見峠(15分)古賀志山頂(30分)御嶽山(20分)赤川ダム分岐(30分)古賀志林道(40分)赤川ダム



富士見峠への道
 紹介するまでもないが、ほとんどのガイドブックには紹介されている。ほとんど危険なところもなく山頂に立つことができる。赤川ダムから富士見峠までは沢筋を緩やかな道を歩いていく。峠近くまでは植林の杉やヒノキが多く展望はあまりよくない。道そのものはよく整備されているが、道はかなり暗い。しかし、水場や休憩所が適所にあるため、安心して歩ける。富士見峠近くになるとやや急になり両側に岩が競たち深山の趣がある。
古賀志山山頂
 富士見峠は針葉樹林の中である。ここは左に折れれば古賀志方面である。道はやや明るくなり、ドウダンなどのの低木が目立つようになる。しばらく上り詰めると古賀志と東稜の分岐に出る。ここは右に行くと古賀志山である。古賀志山山頂は以前は針葉樹林のなかで展望はよくなかったが今では鉄塔が建っており、南面が開けており鹿沼市などの展望がよい。山頂からさらに進むと南登山道赤川ダムの分岐に出る。ここでは御嶽山に向かうためまっすぐにすすむ。途中、岩場を越えたり梯子がある。自信のない人はそのまま南登山道をおりた方がよいかもしれない。
御嶽山から皇海山を望む
 神社をこえ、御嶽山は古賀志山より展望がよくほぼ360度の展望がある。場所も広く休憩するにはとてもよい場所である。赤川ダム分岐まで引き返し南登山道を下ることになる。南登山道は620段位の階段を下りることになり足がガクガクする。周囲は針葉樹林であり薄暗い。階段は下の方で少し上りとなり再び下りになる。この辺はコナラなどが多く少しほっとする。階段を下りきれば古賀志林道に到着し左に行けば40分ほどで赤川ダムとなる。


●(2)東稜展望台ルート●

赤川ダム(15分) 細野ダム(60分)東稜展望台(15分)古賀志山頂(2分)南新道(30分)古賀志林道(40分) 赤川ダム



東稜から筑波山を望む
本コースはまず東稜見晴台の直前にかなり強烈な岩のぼりがあることを最初にいっておく。初心者は警戒したほうがよいかも知れない。しかし、ちょっとかわったコースで、尾根筋をあるくため展望もよい。標識はあまりないが道ははっきりして、それほど荒れてなくえぐられているところはない。知る人ぞ知るコースである。
東稜への登山口
 細野ダムの前の木の橋を渡ると少し広い広場になっている。この広場は左がヒノキの植林になっており、目を凝らしてよく見ると道がついている。これが登山口であるが標識はない。東稜の標識のある登山道はサイクリング道から出ているが展望がよくない。しばらくヒノキの林を上ると広葉樹になり展望がよくなる。左手に赤川ダムを見ながら明るい道をのぼるが登る少々きつい。途中、ピークがあり、岩もあり休憩するのによい。
東稜への険しい岩場
 ピークを下ると植林の針葉樹になり、富士見峠途中の休憩所からくる道と交わる。再び登ると展望がよくなり左からサイクリング道からの道と合わさる。さらに、進むとがけをトラバースするようになるこの辺はアカヤシオ、ムラサキヤシオなどが多く、薄暗いが私は大変好きなところである。トラバースが終わると岩場の一番下に到着するので、一休みしよう。
東稜から559ピークを望む
 さて、ここからは、鎖や、ロープをたよりに急傾斜の岩場の連続となる。足場をしっかりと確保し3点支持を原則にゆっくりと着実に登っていこう。50mていどの標高差を獲得すると東稜展望台である。展望はすばらしく、正面に筑波山左右前方に宇都宮市、鹿沼市、右方向に富士山、左後方に那須、高原山をのぞむことができる。まわりの植生も広葉樹であり、気持ちがよい。古賀志山へは、道なりに鉄塔をめざして行けばよい。
南新道の下山口
 10分ほどで、古賀志山山頂に着く。ここからは、山頂から直接真南に急降下するルートを選ぶ。標識はないので、踏み跡を探しながら進むが道ははっきりしている。途中、ロープがあり、滑りやすいところもあるが、展望がよく、気持ちがよい。20分ほど下降すれば、階段の南登山道とぶつかる。階段を150段ほど下れば古賀志林道に出る。あとはここから赤川ダムへ向かえばよい。