配役()のあとにかいてある性別は声の性別です。

犬塚信乃(女)  本当は女なのだが、よく男と間違えられる主人公。

犬川荘介(男)  とってもボケキャラですw

犬江親兵衛(男)女  まだ子供。でもマセガキ。

犬塚毛野(男)女  女形。つまり女装している男。でもそのへんの女の人よりよっぽど綺麗。

犬田小文吾(男)  心優しい頼れる男性。でも毛野に惚れてるw

犬村大角(男)  みためひ弱そうな優男。ほんとにひ弱だけど。

犬山道節(男)  全身機械じかけの忍者。必殺技は火遁一号。

犬飼現八(男)  夕日と共に現れる愛と正義の八犬士・・・らしい。

船虫(女)  敵のボス。現八に惚れられている(爆)

ナレーション兼猫妖怪(女)





ナ「南総里見八犬伝外伝、はじまり、はじまり〜」

荘介「ついにここまできたな。」

信乃「ああ、今日こそ玉ずさを倒す!」

親兵「僕、まちきれないよぉ。わくわく」

毛野「まぁ、所詮魔物じゃ私の美貌には勝てないでしょうけど。」

小文「そ、そのとおりですね、毛野さん!」

大角「ほらほら、そろそろ突入しますよ。」

信乃「例によって2人ほどいないが・・・・。」

荘介「ま、そのうちでてくるだろ。」

信乃「そうか、ならば・・・・」

荘介「行くぞ!!」




ナ「南総の国を脅かす妖気王 玉ずさ。その居城に乗り込むのは、運命に導かれし八人の犬士達だった。」

信乃「はぁっ!」

ナ「振るうは破邪の大剣、犬塚信乃」

荘介「やぁっ!」

ナ「槍をとっては天下無双、犬川荘介」

親兵「えいっ!」

ナ「少年ながら東国一の弓取り、犬江親兵衛」

毛野「ふふっ・・・。」

ナ「舞うは死の舞、絶世の女形、犬坂毛野」

小文「とうっ!!」

ナ「気は優しくて力持ち、犬田小文吾。」

大角「くっ。」

ナ「悲運の妖術師、犬村大角・・・・」





荘介「雑魚はかたずいたな。」

信乃「ああ、このまま一気に城内へ・・・。」

船虫「随分と威勢のいいことじゃな」

信乃「!!」

船虫「待っておったぞ、小僧ども。」

荘介「船虫!!」

信乃「お前との因縁も今日までだ!玉ずさの前にまずはお前を倒させてもらおう!!」

荘介「いい度胸だ、信乃。」

信乃「ここまできたら当たり前だ。」

荘介「少年だった信乃がすっかり男らしくなって・・・。」

信乃「てめぇも最後までバカだったよ。」

船虫「さぁ、最後の勝負じゃ!犬士ども!!」

毛野「このあたしと美貌で勝負しようなんてバカな女ね。」

船虫「違うわ!!」

大角「まったくもう、美貌で勝負するにしても、毛野は男なんですから。ダメに決まってるでしょう。」

信乃「そういう問題じゃない!」

毛野「信乃ちゃんったら、男なのに美しい私に嫉妬してるのねぇ(はぁと)」

信乃「するか!」

毛野「ねぇ、小文吾も私の美貌なら誰にも負けないって思うでしょ?」

小文「えっ?俺は・・・毛野さんのことは・・・」

毛野「ことは?」

小文「きっ綺麗だと思うよ・・・。」

毛野「小文吾・・・・。」

小文「毛野さん・・・・。」

信乃「やめんか!気持ち悪い!」

小文「ぐはっ!」(蹴られた)

毛野「信乃ちゃんも私にかまってほしいのねぇ(はぁと)」

信乃「どうしてそうなるんだってば!」

荘介「おい!信乃も毛野もやめろよ!!」

信乃「荘介・・・。」

荘介「お前ら、男同士で気色悪いぞ。」

信乃「誰が男だ!!」

船虫「お前ら、ふざけるのもいい加減にせんかーーーーい!!!!!」

荘介「何をいう、俺はいつでも真剣だぞ!」

船虫「なおさら悪いわ!!」

親兵「んふふー。それっ!」

船虫「きゃあ!!」

親兵「へぇ。妖怪でも、パンツはかわいく白なんだね・・・。」

船虫「お、おのれ最後までバカにしおってぇ・・・・・。」

信乃「敵ながらあわれだ・・・。」

船虫「いでよ、巨大猫妖怪!!」

猫妖怪(ナレーション)「みゃおーーー!!!!」

親兵「服めくられたくらいで怒るなよー。」

毛野「ヒステリーな女って醜いわよねぇ。」

信乃「今までのがつもりつもってだと思うぞ。」

船虫「えーいうるさい!いけぇっ!!」

荘介「くるぞ!!」

信乃「ああ!!」

猫妖怪「みゃおっ!」

小文「う、うわっ」

信乃「小文吾っ!くっ、こいつ強いぞ!」

荘介「確かに体は大きいし力も強いようだ。
   しかしっ!どんな奴でも弱点はある!!」

信乃「早くも弱点を!?」

荘介「はぁああ!!・・・・あーーーーーーーー」←吹っ飛ばされた

信乃「見つけたわけがないか・・・。バカだし。」

道節「俺の出番のようだな・・・。」

信乃「!」

道節「犬山道節、参上・・・。」

信乃「参上ってお前なぁ・・・どうして私の影から出て来るんだよ!」

道節「俺は体に埋め込まれている亜空間転移装置により、影から影へ移動できるのだ。」

信乃「だからどうしていつも私の影からでてくるんだ!!」

道節「とりあえずあれを片付けるか・・・。」

猫妖怪「うみゃっ?」

道節「一撃!必殺!火遁一号っ、発射!!!」

どっかーん

猫妖怪「みぎゃ〜〜!」

荘介「うーむ、いつ見てもすごい威力だな。」

信乃「よし、きいてるぞ!もう一発だ!!」

道節「それはできん。」

信乃「どうして!?」

道節「火遁一号は一日一発なのだ。」

信乃「この役立たず!」

道節「ではさらばだ。」

信乃「帰ってるんじゃない!!」



大角「はぁ・・・はあっ!!」

猫妖怪「にゃうー」

大角「ふむ、なかなか手ごわいですね」

荘介「うむ。」

大角「そうだ、いい考えがありますよ。」

信乃「なんだ?」

大角「信乃さん、ちょっと村雨を貸してもらえますか?」

信乃「ああ、でもどうするんだ?」

大角「これを渡して許してもらいましょ・・・ぐぁ。」

信乃「アホかぁっ!!」





信乃「なんとか倒したぞ・・・。」

荘介「さぁ、次はお前のばんだ!船虫!」

船虫「ふっ、それはどうかな?」

信乃「えっ、こっ、これは・・・!?」

親兵「かっ体が動かないよ〜」

船虫「ふっふっふ。その猫妖怪は魔方陣をかくための時間稼ぎだったのだぁ!」

荘介「くそっ、いつのまに足元に魔方陣が・・・。体が動かない!」

船虫「お前達にはとっておきの石化魔法をかけてやろう。
   生きた石像となって、我らの手に落ちたこの国を永遠に見つめ続けるがよい!!」

信乃「くっ、ここまでか!」

荘介「いや・・・・夕日が落ちてきた。そろそろあいつが現れるはず・・。」

現八「待たせたな、みんな・・。」

信乃「現八!!」

現八「夕日が赤く染まるとき・・・助けを求める声がする!
   天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ!愛と正義の聖犬士、犬飼現八けんっざん!!」

信乃「しかしどうして、あいつは夕方にならないと来てくれないんだ・・・。」

現八「さぁ、俺が来たからにはもう安心だ!」

信乃「現八!船虫を!」

現八「わかった!!」

船虫「くっ!!」

現八「・・・はにぃ〜〜〜!!会いたかったぜぇ〜〜〜!!!」

船虫「うわぁ、来るナァ!!」

信乃「誰が抱きつけといったぁ!!」

船虫「ええい、離れんか!」

現八「そうやって照れてる顔もかわいいよ♪」

船虫「・・・・わかった、デートでもなんでもしてやるから・・・。」

現八「おお、やっとその気に!!」

船虫「そのかわり。その魔方陣の中に入ってくれ。」

現八「お安い御用だぜ!!」

信乃「あっあほかーーーー!!!!」

現八「ん?みんな何怒ってるんだ?」

信乃「あああ・・・体が石化していく・・・。」





荘介「し・・・の・・・・。」

信乃「うわぁーーー!!」

荘介「信乃!!」

信乃「えっ・・・あっ、あれ?」

荘介「どうしたんだ?すごくうなされてたぞ?」

信乃「夢・・・か。」

荘介「もしかして、俺とこの国を救う夢か?」

信乃「内容までは覚えてないけど・・・すごく怖かった気がする。」

荘介「やっぱりそうだな。」

信乃「何故そうなる・・・。とにかく出発だ。この村雨を狙う妖怪どもに追いつかれる前に旅を急ごう!」


ナ「自分達を待つ多くの出会いも、たくさんの試練も知らず旅をする信乃と荘介――――。
  運命の下に八犬士が集い、彼らがこの国を救うことになるのはこれより数年後のことです―――――。」


    おわり♪