ご挨拶


上都賀南部建設業協同組合 

理事長   角田 満生

 我々建設業界は、道路公団民営化、公共事業縮小等、どれをとってもいい事なし、不景気なとき程、銀行の貸し渋りはつきものです。ここ数年、建設業関連の倒産が一番多いように思われます。又、平成174月、ペイオフが施行されます。延長がなければ、もう既に施行されていた事でしょう。各自の財産を自分で責任をもって管理しなければなりません。6~7年前であれば、私も多少心配しなければならなかった事態ですが、今となってはもう心配する物さえないといった状況です。よそ事ではありますが、預金が1000万円を除いてゼロになる可能性があるのです。法人の決済資金は全額保護されるそうですが、決済日まで普通預金に入れておいたところ、金融機関が破綻した場合、たとえ決済資金であっても預ける所によっては保護されない事となってしまうでしょう。したがって決済不能となり法律に基づいて対処される事となってしまいます。こういう事態に陥っても、誰も責任を負ってくれません。銀行はつぶれないという神話はもう無くなりました。我々業界は、「人・金・仕事」がいつも頭から離れません。すべての面で危機感を持ち、もう一度考え直す時ではないでしょうか。